【開運さんぽ・神社】
玉姫稲荷神社の古靴供養


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靴の町のお稲荷さんで開催される靴まつり市

 長年履いてきたスニーカーがもうダメになり、やっと新調。靴は燃えるゴミかな?などと思っていたら、南千住にある玉姫稲荷神社で4月末に古靴供養が行われるという情報を入手したので、行ってみました。

 玉姫稲荷神社は、宇迦之御魂命(うかのみたまのみこと)をご祭神とするお稲荷さんです。社伝によると天平宝宇4年(760年)の創建で、享保年間の出版物や絵画にも登場するそうです。

 では、なぜここで古靴供養が行われるのでしょうか?
 国内の皮革の三大産地は兵庫県姫路・たつの地区、和歌山県、そして意外なことに東京都。特に東京都は革靴の生産量で日本一を誇り、中でも台東区には職人や皮加工業者、靴メーカー、問屋などが集まっています。
 玉姫稲荷神社の周辺にも靴メーカーや靴問屋が多くあり、年末の資金集めとしての靴の即売会を始めました。その靴まつり市の会場となったのが玉姫稲荷神社であり、今では商売繁盛と地場産業の発展を目的として、毎年4月の最終土曜・日曜日に「こんこん靴市」、11月最終土曜日・日曜日に「靴のめぐみ祭り市」を開催しています。その一環として、日本最大の靴神輿を担いだり、古い靴の供養が行われるようになったのです。
 今年の「こんこん靴市」は4月29日(土)・30日(日)の9時から17時まででした。



「こんこん靴市」は境内の外も中も大盛況

 南千住駅の西口を出て、線路を越えて南へ向かいます。そのまま国道464号を直進すると、泪橋交差点に出ます。北は南千住、南は浅草、東には隅田川が流れるこの一帯は、かつては山谷と呼ばれていました。
 泪橋交差点を左折して明治通りに入り、1つ目の信号を右折すると、そこが玉姫稲荷神社の参道である玉姫稲荷神社通りです。

 ここから神社までは200mぐらいあるのですが、道の両側には骨董や衣料品などを並べた露店が出て、すでにフリーマーケット状態。神社に近づくとだんだん出店が増えていきます。
 神社の周囲や境内には靴メーカーのテントがビッシリとひしめき合い、大勢の人たちが見て回っています。参加する靴メーカーは30社以上、出品される靴は10万足以上、しかも市価の2割から8割引きという大特価なので、大にぎわいなのも納得。革靴だけでなく、ベルトや財布、バッグなどの革製品もたくさん並んでいました。さらに、靴とハイヒールを飾った靴神輿がお祭り気分を盛り上げます。

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 まず、参拝しましょう。社殿は過去の大火や関東大震災などで何度も焼失。現在の社殿は1952年(昭和27年)に再建されたものです。
 社殿の前には長い行列があって並んだのですが、よく見ると、「こんこん靴市」の福引きを引くための行列でした(笑)。
 
 拝殿の右手には摂社の口入稲荷神社があります。元々は江戸時代、新吉原の高田屋という口入屋(人材斡旋業)にあったお稲荷さんで、ある夜、主人の夢に「玉姫稲荷の境内に遷し祭るように」というお告げがあったため、ここに遷座されました。奉納された小さな狐の像がかわいいです。奥の方に狐穴があるそうですが、残念ながら見落としました。

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 古靴供養の会場は、社殿の左手奥になります。ちょうど午後3時の回に同席しました。すでに古い靴が山積みにされており、そこに持参した靴を置きます。その右では小さな社の前に火が燃やされ、願い事を書く護摩木も用意されていました。
 神職が供養する靴に祈りを捧げた後、代表の方らが炎の中に護摩木を投げ入れて、神事は10分ほどで終了。参列した人にはお土産(スリッパ)が配られました。

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 とにかく境内はテントと人でいっぱいで、歩くのも大変。8つの神社を合祀した八社殿があるはずなのですが、よく分からない。社務所もてんてこ舞い状態で、御朱印を頂くのも控えました。今度はイベントの時以外にゆっくり来ることにします。


玉姫稲荷神社 たまひめいなりじんじゃ
住所:〒111-0022 東京都台東区清川2-13-20
電話:03-3872-3411
ホームページ:東京都神社庁 玉姫稲荷神社
最寄駅:JR常磐線・東京メトロ日比谷線・つくばエクスプレス「南千住」駅 徒歩約10分
 
主祭神:宇迦之御魂命(ウカノミタマノミコト)