【開運さんぽ・参拝作法】
寺社創建年表(2)


●平安時代〜現代の創建年表
 今回も歴史のお勉強をしましょう。平安時代以降、今も有名な神社仏閣が続々と創建されます。江戸時代にももっとたくさんあるのですが、ここでは一部しか掲載できませんので、あくまでご参考までに。
 古い寺社では創建が不明なところが多く見られます。また、寺社に伝わる縁起と学術的な歴史がズレることもあります。ここの創建年は公式サイトやWikipediaの記述を元にしています。

創建年表2


●知っておくと便利な寺社用語集
 書籍やホームページ、案内板などで寺社の由緒を読むときに、知っておきたい用語をまとめておきましょう。

縁起(えんぎ) :仏教の基本思想の一つで、「原因に縁って結果が起きる」という因果論のこと。神社仏閣では、創建の由緒や沿革、言い伝え、伝説などを指す。
由緒(ゆいしょ):物事の起こり。現在に至るまでの歴史。来歴。
創建(そうけん):建物や機関などを初めてつくること。
建立(こんりゅう):お堂、塔などの建物を建てること。(国家などを)築き上げること。
勧請(かんじょう):神仏の分霊を他の場所に移して、新しい寺社で祀ること。神仏の来臨や神託を祈り願うこと。元々は仏教用語。
奉安(ほうあん):尊いものを安置すること。例)仏像を奉安する。

開山(かいざん):寺院を創始すること(山号を付ける)。転じて寺院を開創した僧のこと。
開基(かいき) :寺院や宗派を創立すること。それを行った僧。寺院の創始に必要な経済的支援・支持を与えた人。
開眼(かいげん):新しく作った仏像や仏画像に魂を請じ入れること(最後に眼を入れることからこう呼ばれる)。その儀式。

開扉(かいひ) :(お堂などの)扉を開けること。閉じることは閉扉(へいひ)。
古社(こしゃ) :古くからある神社。
古寺(こじ)  :古くからある寺院。古く荒れ果てた寺院を指すこともある。
名刹(めいさつ):名高い寺院。
古刹(こさつ) :歴史があり、かつ名高い寺院。