【開運カレンダー】
2月のカレンダー「春節と節分」


 1月27日(金)は旧暦の元日(旧正月)。中華圏では春節(しゅんせつ)と呼び、もっとも重要な祝祭日になっています。中国では前日の大晦日(今年は27日)から1週間を休暇とする企業が多く、里帰りや海外旅行へ出かける民族大移動が繰り広げられます。家庭ではお正月ならではのさまざまな行事や習慣が行われます。
 ちなみに太陰暦は月齢を基本とするので、朔(1日)は必ず新月です。

 そして、2月3日(金)は節分、4日(土)はいよいよ立春です。旧暦(現行のグレゴリオ暦以前の暦)では立春が年の始めとされ、八十八夜や二百十日などは立春から数えます。しかし、天体の公転周期と誤差があったりするため、旧正月と立春は必ずしも同じ日にはなりません。
 節分には厄払いの豆まきを行い、縁起を担いで恵方巻きを食べたりします。禅宗のお寺では「立春大吉」の札を掲げ、早稲田にある穴八幡宮の「一陽来復」御守を飾る最後のチャンスです(年に冬至、大晦日、節分のいずれかで貼り付ける)。
 「寒中見舞い」が使えるのも節分まで。早いところではひな祭りが始まり、春の姿が見え始めます。

ロゴ_雪


2月1日(水)〜5日(日)
尾鷲神社 ヤーヤ祭り[三重県尾鷲市]
 尾鷲(おわせ)の総氏神の例大祭。2日〜4日の3日間、白装束のヤーヤ衆が町内を練り、掛け声と共にぶつかり合います。天下の奇祭と呼ばれます。

2月3日(金)
節分
 全国の寺社で、厄を除け新年の福を願う豆まきや神事が行われます。

西新井大師 ダルマ供養[東京都足立区]
 勤めを終えた古いダルマの供養祭。ダルマお焚き上げの後、午後からは節分の豆まきがあります。

2月3日(金)〜4日(土)
妙見山黒石寺 蘇民祭[岩手県奥州市]
 災厄消除・五穀豊穣を祈願する裸祭り。5つの行事があり、クライマックスでは護符が入った蘇民袋を裸の若者たちが奪い合います。

2月4日(土)
立春

2月7日(火)
一粒万倍日+大安*

2月8日(水)
こと始め
針供養

2月11日(土・祝)
建国記念の日
満月
すみつけ祭[群馬県佐波郡玉村町]
 玉敷神社(たましきじんじゃ)の御神体や太鼓を持った行列が町を回り、人々の顔に墨を塗ります。墨を付けてもらうと、その年は風邪や悪病にかからないと言われます。

2月12日(日)
一粒万倍日*
初午
 初午(はつうま)とは、2月最初の午の日のこと。午は時刻でいうと正午にあたり、運気の高い日ともいわれます。全国の稲荷神社で五穀豊穣、商売繁盛、開運などを祈願する初午祭が行われます。

2月12日(日)・24日(金)
王子稲荷神社 凧市[東京都北区]
毎年2月の午の日に、王子稲荷神社で開かれる縁日。江戸時代、江戸はたびたび大火に見舞われたため、「風を切って揚がる」凧を火事除けのお守りにしたことが始まり。火除け、無病息災、商売繁盛のご利益がある「火防の凧」が授与されます。

2月13日(月)〜14日(火)
火振りかまくら[秋田県仙北市角館町]
 400年続く伝統行事で、旧暦の小正月に行われます。炭俵に火をつけて振り回し、無病息災、家内安全を祈ります。来場者も参加可能。

2月14日(火)
長谷寺 だだおし法要[奈良県桜井市]
 奈良県桜井市にある長谷寺。「だだおし」は1月の修正会、2月の修二会の締め括りに当たる大法要。松明を持った鬼が暴れ回って退散します。

2月15日(水)
涅槃会(ねはんえ)
 お釈迦様の命日。お釈迦様は紀元前383年のこの日に80歳で亡くなられたといわれます。各寺院では法要が営まれます。

2月18日(土)
雨水
西大寺 会陽(えよう)[岡山県岡山市]
 500年以上続く修正会結願の行事で、「はだか祭り」と呼ばれる奇祭。2本の宝木(しんぎ)を数千人の裸の男たちが奪い合います。

2月19日(日)
一粒万倍日+大安*

2月20日(月)
天赦日*

2月24日(金)
一粒万倍日*

2月25日(土)
皇産霊神社 和良比(わらび)はだか祭り[千葉県四街道市]
 皇産霊神社(みむすびじんじゃ)の伝統行事。新田で田植えの後、幼児の額に泥を塗る厄除けの「幼児祭礼」、田んぼの中での騎馬戦や泥投げが行われ、「どろんこ祭り」と知られます。

2月26日(日)
新月

2月28日(火)
鎮西忌(ちんぜいき)
 法然上人の高弟であり、第2祖の聖光房弁長(鎮西)上人の忌日に行われる、浄土宗の法要です。


* 一粒万倍日(いちりゅうまんばいび):暦上、開店や出資など物事を始めるのに良いといわれる日。
* 天赦日(てんしゃにち):日本の暦の上で最上の吉日。
  不成就日:暦上、物事を始めるのに良くないといわれる日
(2017年2月は7日、15日、23日、27日)