11月11日(金)、所用で門前仲町を訪れたら、富岡八幡宮の前にたくさんの提灯が飾られ、賑やかな雰囲気。そう、今日は一の酉。参道に10軒ぐらいの露店が建ち、大小さまざまな熊手が並んでいました。この日は朝からあいにくの雨模様で、まだ時間が早いせいか、人出はほとんどありません。
富岡八幡宮のご祭神はもちろん応神天皇(誉田別命)ですが、本殿左手奥に大鳥神社が鎮座しており、その例祭日(11月酉の日)に合わせて、酉の市が開催されているのです。
大鳥神社をはじめ六柱を祀る社が3つ並んでおり、普段は閉められている前扉が開かれ、参拝することができます。臨時の授与所では、福をかきこむ「かきこめ守り」(1,000円)が授与されていました。熊手に稲穂の付いたお守りで、さらに小判(財運)、おかめ(家庭円満)、枡(ます)(商売ますます繁盛)といった縁起物が付いたものもありました(各1,200円)。
熊手を授与していただいたら、大鳥神社社殿の隣りに建てられたテントでお祓いを受けることができます。
熊手を授与していただいたら、大鳥神社社殿の隣りに建てられたテントでお祓いを受けることができます。
●酉年の守り本尊、不動堂でも酉の市
お隣の成田山深川不動堂に回ってみると、こちらでも本堂前に熊手を授与するテントが張られていました。不動明王は酉年の守り本尊。そのご縁で酉の市が行われるのです。
ここは露天商ではなく、お寺が授与する熊手のようです。大小さまざまな、色とりどりの熊手があり、大きな熊手を授与された方は露店で買ったときのように「シャシャシャン シャシャシャン シャシャシャンシャン」と手締めを打ってもらえてました。
1,000円の小さな「福よせ熊手」でも、開運招福、商売繁盛のお守りが付いており、ご利益がありそうです。ちなみに1,000円のでは手締めはしてもらえませんのでご注意を(笑)。
温かい甘酒の無料接待もあり、寒い中、有難かったです。
酉の市というと、浅草の鷲神社や新宿の花園神社などが有名で、大勢の人が訪れます。鷲神社の人出は70〜80万人とも言われます。商売繁盛を祈願する行事なので賑やかな雰囲気が似合うのですが、いかんせん人が多すぎ(笑)。参拝するのもひと苦労です。
ゆっくり熊手を選びたいなら、近所の寺社の酉の市がいいかもしれません。
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