【開運さんぽ・仏閣】
浅草寺ほおずき市

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●一回の参拝が何倍にもなる特別な功徳日
 先週、7月10日(日)は浅草寺の四万六千日でした。
 神社仏閣では昔から特定の日に縁日が行われていますが、室町時代に功徳日(くどくび)が生まれます。これは縁日の中でも特にご利益を得られる日で、普段の百日分のお参りと同じとされました。
 7月10日はその功徳日の中でも特別で、この日に参拝すると千日分となり、「千日詣」と呼ばれました。ところがそのご利益はどんどん増え、江戸時代には四万六千日(約126年分)に至ったのです。

 千日詣のとき、東京都港区の愛宕神社では、薬草として「ほおずき」を売っていました。それが評判を呼び、浅草寺でもほおずき市が立つようになったのですが、いつの間にか元祖を凌ぐ人気となってしまったそうです。
 本来、四万六千日は7月10日だけなのですが、浅草寺では一番乗りでお参りしようとする人たちが早くから押し掛け、ついには9日と10日の両日を四万六千日とするようになりました。もちろん、ほおずき市も9日から開催されます。

 この2日間、浅草寺では黄色い祈祷札「黄札」や、「雷除」のお札が授与されます。

<参考記事>

 ちなみに入谷の鬼子母神では、毎年7月6日〜8日に朝顔市が開催されます。江戸時代後期、入谷で栽培されていた朝顔はその美しさで人気を呼んでいましたが、次第に植木屋も減少。大正2年に最後の一軒も廃業してしまいます。そして昭和25年。戦後の世の中を少しでも明るくしようと地元の方々が復活させたのが、現在の入谷朝顔まつりだそうです。
 ほおずきと朝顔、ともに夏の風物詩。ほおずき市が終わると、東京にももうすぐ夏の本番がやってきます。



●露店をめぐって好みのほおずきを探す
 今年のほおずき市は、初日の9日(土)に行ってきました。
 ふだんの浅草寺本堂の閉扉は午後5時ですが、ほおずき市の日は午後8時頃まで伸びます。本堂内では法要が30分ごとに行われ、誰でも参列できます。

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 境内にはほおずきの露店が100軒以上も立ち並びます。ほおずきには、鉢植え、枝に実が付いた枝ほおづき、実だけを袋詰めにしたものなどの種類があり、値段も異なります。
 鉢植えは江戸風鈴がセットになったものや、実の付き方などによって3,000〜4,000円。枝ほおずきは2,000円。鉢植えは手入れをすれば長く楽しめ、上手にやれば翌年も実がなります。
 しかし、こういう縁日では値切ることもできます。露店はだいたい午後9時頃までやっていますが、店じまい近くの遅い時間、特に2日目はかなり安くなっているので狙い目です。

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金龍山 浅草寺 きんりゅうざん せんそうじ
所在地:東京都台東区浅草2丁目3-1
電話:03-3842-0181
ホームページ:http://www.senso-ji.jp
交通:東武スカイツリーライン、東京メトロ銀座線、つくばエクスプレス、都営地下鉄浅草線 各浅草駅より徒歩5分