【開運さんぽ・仏閣&パワースポット】
等々力渓谷と等々力不動尊
等々力渓谷と等々力不動尊
●自然のパワースポット、等々力渓谷を行く
大都会・東京の23区内にも「渓谷」がただ1ヵ所だけ残っています。それがパワースポットとしても人気の等々力渓谷です。世田谷区の南の端、多摩川にも近いこの地は自然湧水が豊富で、長い年月をかけて谷沢川が渓谷を形作りました。
湧水や滝が流れ落ちる音が「轟く」ので「等々力」という地名になったという説がありますが、はっきりしたことは分からないようです。
東急大井町線の等々力駅を出て、南に少し歩くと、ゴルフ橋の脇に渓谷へ下る入口があります。渓流の一部は公園になっており、約1キロに渡って散策路が整備されています。渓谷の深さは約10メートルで、両側には雑木林が続き、夏には涼しい風が吹き抜けます。桜の名勝でもあります。
渓流にそって20分ぐらい歩くと、左手に不動の瀧が現れます。ここが等々力不動尊です。
ちなみに等々力渓谷には横穴古墳、弘法大師の幼少期の姿を祀る稚光大師堂なども点在しています。
●霊場として開かれた等々力不動尊
等々力不動尊は真言宗のお寺で、等々力駅の北側にある満願寺(ご本尊は大日如来)の別院です。
その縁起は、興教大師が見た夢のお告げによります。800年ほど前のある日、興教大師の夢の中に不動様が現れ、関東に霊地があると伝えます。大師は役之行者の作った不動像を背負って関東に入り、夢に出てきたのと同じ渓谷を見つけます。これが今の等々力渓谷です。そこで錫杖で岩をうがつと滝が流れ出したので、そこに不動像を安置して霊場としました。
現在は関東三十六不動尊霊場の1つでもあります。
不動の瀧に行くには、散策路から利剣の橋を渡ります。不動の瀧は役之行者が打たれたと言われ、雄滝、雌滝の2筋があります。すぐ脇には瀧不動尊が祀られているほか、滝の上にも不動明王像があり、ここが一番のパワースポットと言えるでしょう。今は湧水が減ってしまったそうですが、昔はもっと水量が多かったそうです。
本堂は江戸時代末期に建てられたもので、大きな赤い提灯が飾られています。正月のほか、毎月15日と28日、土曜祝日の午後2時から例月護摩供が営まれます。
ご本尊は不動明王ですが、恋愛成就や縁結びにもご利益があるとか?
境内には展望台が設置され、渓谷を上から眺めることができます。
また、お休み処「雪月花」や売店の「四季の花」もあり、雪月花では、夏にはかき氷、冬にはくずもちなどがいただけます。
渓谷を散策して心身ともにリフレッシュ。自然の浄化を受け、さらにお不動様のパワーもいただけます。
等々力不動尊本堂へ直接行かれる場合は、等々力駅から目黒通りを南へ向かい、環八通りの等々力不動尊前交差点を越えると、右手に山門が見えます。
等々力不動尊 とどろきふどうそん正式名:滝轟山(りゅうごうさん)明王院住所:東京都世田谷区等々力1-22-47電話:03-3701-5405ホームページ:http://www.manganji.or.jp最寄り駅:東急大井町線「等々力」駅 徒歩8分宗派:真言宗智山派本尊:不動明王関東三十六不動尊霊場 第17番
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